【令和7年度】西東京市の保育所 監査結果を解説

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西東京市が公表した令和7年度の保育所監査の結果から、今回は4園への指摘をまとめます。監査とは、市が保育園を訪れて、ルールどおり安全に運営されているかを確認する仕組みです。指摘を受けた園はすべて「改善済」と報告されています。

全体のまとめ

  • 今回取り上げたのは 4園・6件の指摘です(すべて改善済み)
  • 指摘は大きく4種類に分けられます
    1. 事故の未報告(1件)
    2. 職員の勤務体制の不備(1件)
    3. 避難・消火訓練の未実施(3件)
    4. 保育の費用の請求ルールの確認(1件)
  • 今回の指摘のなかに、虐待など人権にかかわるもの、園児の見失い、午睡チェック漏れ、園長不在はありませんでした
  • 件数が最も多いのは避難・消火訓練で、3園にあたります
  • 指摘があった=悪い園、とは限りません。市が定期的に確認し、直させる仕組みが働いている、ということでもあります

優先度の高い指摘(子どもの安全に直結するもの)

① 報告されていない事故があった

該当園:西東京みどり保育園(緑町)

保育園で子どものケガや事故があったとき、園は市に報告する決まりです。報告されていない事故が見つかった、という指摘です。

なぜ危険なのか
報告があれば、市は「同じ事故が他の園でも起きないか」「原因は何か」を確認し、必要なら助言や注意喚起をします。報告がないと、その機会がなくなります。また、園の中だけで処理されると、「小さなケガ」とされたものが実は見落としだった、という事態も起こりえます。事故の報告は、子どもを守るための学びを共有する土台です。

※公表されている内容では、どんな事故だったかまでは分かりません。

② 職員の勤務体制が不十分だった

該当園:HOPPA田無まかろん保育園(芝久保町)

保育園には、子どもの年齢ごとに「何人の子どもに対して何人以上の保育士」という基準があります。勤務の組み方が不十分で、必要な体制がとれていなかった、という指摘です。

なぜ危険なのか
職員が足りない時間帯は、目が届きにくくなります。食事中の誤嚥や、午睡中の異変、園外への飛び出しなどは、数分の見落としが大きな事故につながります。職員の数と配置は、子どもの安全を守るいちばん基本の条件です。

※具体的にどの時間帯・どんな不足だったかは公表内容からは分かりません。

その他の指摘

③ 避難訓練・消火訓練をしていない月があった

該当園

  • HOPPA田無しょこら保育園(芝久保町):消火訓練を実施していない月がある
  • HOPPA田無まかろん保育園(芝久保町):避難および消火訓練を実施していない月がある
  • ひばりヶ丘みさと保育園(谷戸町):避難訓練および消火訓練を実施していない月がある

保育園では、避難訓練や消火訓練を少なくとも月に1回行うことが求められています。

なぜ危険なのか
火事や地震のとき、小さな子どもは自分で判断して逃げられません。職員が「誰が何を持って、どの順で、どこへ逃げるか」を体で覚えていないと、数分の遅れが命にかかわります。訓練は、いざというときに迷わず動くための練習です。とくに、まかろん保育園は①の職員体制の指摘と重なっており、体制づくりの見直しが特に重要です。

④ 保育の費用(公定価格)の請求ルールの確認

該当園:HOPPA田無まかろん保育園(芝久保町)

保育園の運営費は、国や市が決めた「公定価格」にもとづいて、市から園へ支払われます。この費用を請求するための条件が満たされているか、市の給付担当課に確認するように、という指摘です。

なぜ重要なのか
子どもの安全に直接かかわるものではありませんが、税金を使った制度なので、ルールどおりに請求することが大切です。条件を満たさないまま請求すると、あとで返還を求められることがあります。

保護者のみなさんへ

  • 通っている園の監査結果は、市のホームページなどで公表されています
  • 指摘の有無よりも、「指摘をどう改善したか」「園がそれをどう説明してくれるか」を見ることが大切です
  • 気になることは、園や市の担当課に遠慮なく聞いてみましょう

※今回は提供いただいた4園の情報にもとづいてまとめています。市内の他の園の結果や、指摘の詳しい中身は、西東京市の公表資料でご確認ください。

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