こんにちは、OceanHopeです。
このサイトでは保育園の監査データ分析と子どもに関する論文を紹介しています。
今回はちょっと面白い論文を見つけたのでシェアします。
■今回のネタ(ちゃんとした研究です)
今回紹介するのはこちら。
「TEAと質的探究 2026年第4巻 第1号」に掲載
タイトル:「園児全員”なんとか”降園するまでのプロセス」
副題:Z園保育士5名の語りから見る保育実践
著者:渡邉真帆さん(福山市立大学教育学部)
論文はコチラ https://www.jstage.jst.go.jp/article/jatqi/4/1/4_1/_pdf/-char/ja
ざっくり言うと、
「保育園の夕方って、どうやって回っているの?」
を、現場の先生5人にインタビューして分析した研究です。
で、このタイトル見て思いません?
「”なんとか”って何だよ」
そうなんです。
研究なのに、
最終ゴールが”なんとか”
もうこの時点でリアルすぎる。
ちなみに、掲載紙のTEAって何かというと、
Trajectory Equifinality Approach(複線経路等至性アプローチ)
…うん、難しい(笑)
なので超シンプルに言います。
ゴールは同じでも、そこに行く道は人それぞれだよね?
それをちゃんと見よう!という考え方
たとえば保育だとこう。
- Aくん:最初から社交的 → そのまま元気に育つ
- Bちゃん:最初は泣きまくり → 徐々に安心して笑顔に
最終的にどっちも、
「楽しく通える子」になる。
でも、
通ってきた道、全然違う。
「なんでこの子だけうまくいかないんだろう…」ではなく、
「この子は”このルート”なんだな」
という考え方で活動されています。
■結論:夕方は奇跡で回っている
論文に戻って、先に結論行きます。
保育園の降園時間は、仕組みじゃなく”現場力”で回っている
しかも
かなりギリギリ
■夕方の保育園、実はこうなっています。
想像してみてください。
- 子どもは疲れている
- お迎えが一気に来る
- 保育者も帰る人もいる
- でもまだ子どもは残っている
はい、もう察してください。
完全にカオスです。
■実は3ステップで進んでいる
この論文、夕方の流れを3つに分けています。
①「帰るモード」になる(15:30~)
- ちょっとずつお迎えが来る
- でもまだ余裕ある感じ
ただし、ここ油断ポイント
先生たちはもう、
静かに戦闘準備してます。
②「降園の峠」(16:40~18:00)
ここが本番。
- お迎えラッシュ
- 保護者対応
- 子どもはぐずる
- 乳児は危険ゾーン
- 職員は減る
もう一度言います。
全部同時に起きます。
で、どうやって回してるかというと…
暗黙の連携(ほぼ勘と経験)
③「1日の終わり」(18:00~)
- 子どもが減る
- 静かになる
…と思いきや
残っている子は寂しい
だからここは、
「遊び」じゃなくて、
「気持ちのケアタイム」
■一番ヤバいのはここ
結論いきます。
17時前後が地獄
- お迎えが集中
- でも保育は続く
- 職員は減る
この時間を先生たちは、
”峠”って呼んでる。
いやリアルすぎる。
■どうやって乗り切っているの?
ここがすごい。
マニュアルじゃなくて、
暗黙の役割分担
例えば…
- ある人 → 保護者対応
- ある人 → 子ども見守り
- ある人 → 乳児ガード
- ある人 → 裏で雑務
これを
空気でやっている
いや、職人すぎるでしょ。
■でも正直、限界ある
論文でもハッキリ言っています。
「なんとか」言っている時点で余裕ない
原因はシンプルで、
- 人手不足
- 共有不足
- 業務多すぎ
つまり、
構造の問題。
■保護者にできること(めっちゃ大事)
ここ、かなり重要です。
正直に言います。
お迎えの仕方で現場の難易度が変わります。
✅やってほしいこと
- お迎え時間をできるだけ固定
- 送れるなら早めに連絡
- 夕方は短く要点だけ話す
✅なぜか?
理由はこれ。
夕方は”接客時間”じゃない
先生たちはその瞬間も、
- 子どもを見てる
- 安全管理してる
- 他の対応してる
つまり、
同時進行地獄
■子どもの「ぐずり」は普通です。
夕方あるある
- 帰りたくない
- 泣く
- 甘える
これ、問題じゃないです。
理由は、
- 疲れている
- 切り替えが難しい
- 寂しい
つまり、
めちゃくちゃ正常
■まとめ
この論文の本質はこれ
保育園の夕方は”奇跡的に回ってる時間”
そして、その裏には、
保育士の見えない連携と負担がある
正直に言うと、
「なんとか回ってる」は危険サインです。
本当は、
- 人を増やす
- 仕組みを整える
- 負担を減らす
ここまでやって、
やっと”普通”になるレベル
こういう”現場のリアル”も論文から学べる事。
「じゃ終わる、せーの、(👏パンパン)
(「ありがとうございま」)した!」



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