品川区が公表している令和7年度の保育所監査結果を見てみました。「何が問題だったのか」「どこの園だったのか」を分かりやすくまとめてみます。
まず結論から
- 今回チェックした8つの園のうち、いちばん多かったのは「先生の人数が足りていなかった」という指摘で、3つの園がこれにあたります。子どもを見る目が足りなくなる話なので、いちばん気になるポイントです。
- 次に多かったのが「避難訓練や消火訓練を毎月やっていなかった」という指摘で、2つの園。
- そのほか、「カーテンが燃えにくい素材になっていなかった」「調理をする人の検便をしていなかった」「お金の管理がずさんだった」といった指摘もありました。
- 心配な点として、現金がちゃんと園に無かったという、少しびっくりするような指摘をされた園もありました。
- ちなみに、「お昼寝中の見守りが漏れていた」とか「ケガや事故を報告していなかった」といった、命に関わるような一番怖いタイプの指摘は、今回のリストの中にはありませんでした。
- 指摘を受けた園はすべて、その後きちんと直していて「改善済」となっています。
ここから、指摘の内容ごとに詳しく見ていきます。
先生の人数が足りていなかった園
保育園では「子ども◯人に対して先生1人以上」という決まりがあります。この人数を下回ると、一人ひとりの子どもに目が届きにくくなり、ケガや体調の変化に気づくのが遅れる心配があります。今回はこのタイプの指摘がいちばん多く見られました。
- にじいろ保育園南大井
- グローバルキッズ荏原町保育園
- 大空と大地のなーさりぃ大森駅前園
避難訓練・消火訓練を毎月していなかった園
火事や地震のとき、いざという時にきちんと避難できるかどうかは、日ごろの訓練の積み重ねにかかっています。これを毎月やっていなかった、という指摘です。
- にじいろ保育園南大井
- ポピンズナーサリースクール勝島
カーテンや絨毯が燃えにくい素材になっていなかった園
万が一火が出たときに燃え広がりにくいよう、保育施設のカーテンや絨毯には「燃えにくい素材」を使う決まりがあります。これが守られていなかった園です。
- 大空と大地のなーさりぃ東五反田園
給食を作る人の検便がされていなかった園
食中毒を防ぐために、調理や調乳をする職員は定期的に検便を受ける決まりになっています。これが行われていなかった園です。
- さくらさくみらい北品川
お金の管理がきちんとできていなかった園
帳簿(お金の記録)と決算書の内容が合っていなかったり、記録上あるはずの現金が実際には無かったりと、経理面の指摘です。子どもの安全に直接関わるわけではありませんが、園の運営がきちんとしているかどうかの信頼に関わる部分です。
- にじいろ保育園大崎
- 品川学藝保育園:帳簿と決算書が合っていない、かつ記録上の現金が実際には無かった、という2つの指摘
まとめ
今回の監査結果を見ると、「先生の人数不足」がいちばん目立つ指摘でした。保護者としては、見学や説明会のときに「先生の人数はどれくらいですか」と聞いてみるのも安心材料になるかもしれません。避難訓練の実施状況も、園のホームページや重要事項説明書で確認できることが多いので、気になる方はチェックしてみてください。


