こんにちは。
保育園選びにあたって、「指導監査」「第三者評価」という言葉を目にすること、ありますよね。
……正直、「え、何それ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫です。
これからご一緒に、落ち着いて一つひとつ整理していきましょう。保育園選びの大事なヒントになりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
この記事でわかること
- 指導監査とは?
- 第三者評価とは?
- それぞれの違い
まず、「指導監査」とは?
こちらは、行政(市区町村や都道府県)が、保育園に対して行うチェックのことです。
具体的には、
- 必要な数の保育士さんは配置されているか
- 園内の安全管理はきちんとできているか
- 必要な書類や記録は整備されているか
といった点を、法律や条例に基づいて確認します。
たとえるなら、
「交通安全の取り締まり」のようなもの。
基本的なルールが守られているかを、きちんと確認してくれるわけです。
もしルール違反や不備が見つかった場合は、行政から指導が入り、改善を求められます。
つまり、「基本の安心・安全」を支えているのが指導監査、というわけですね。
次に、「第三者評価」とは?
こちらは、外部の専門機関が保育園を訪れて、園の運営やサービスについて評価をするものです。
具体的なチェックポイントは、
- 子どもたちへの接し方
- 保護者とのコミュニケーション
- 園の方針や取り組みの実践度 など。
第三者評価の目的は、
「もっと良い園にするために、客観的な視点でアドバイスをすること」にあります。
たとえるなら、
「レストランレビュー」のようなものかもしれません。
お料理の味やサービス、雰囲気まで、トータルで見て、良いところも課題も教えてくれるイメージです。
そして保育園は、その結果をふまえて、自主的に改善に取り組み、より良い環境づくりを目指していきます。
指導監査と第三者評価の違いをまとめると…
内容 | 指導監査 | 第三者評価 |
---|---|---|
実施するのは? | 行政(市区町村・都道府県) | 外部の専門機関 |
目的は? | ルールを守っているか確認 | 保育サービスの質を客観的にチェック |
チェック内容は? | 人員配置、安全管理、書類整備など | 子ども対応、保護者対応、園の運営方針など |
保護者にとっては? | 「基本的な安心・安全」を確認する指標 | 「この園らしさ」や「改善努力」を知る指標 |
まとめ
保育園を選ぶとき、「この園はしっかりと指導監査を受けているか」、
そして「第三者評価でどんな評価を受けているか」を見ることは、とても大切なポイントになります。
行政が保証する「最低限の安心」に加えて、
園自身の「より良くしよう」という努力や姿勢も見えてきます。
大切なお子さまを安心して預けるために、
こういった情報にも少し目を向けてみると、きっと納得のいく園選びにつながるはずです。
どうぞ、焦らず、じっくりと。
素敵な保育園との出会いがありますように。
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